ギャラリーです。スタフォの小説とイラストがおいてあります。(イラスト置き場を更新しました。)

小説の本編は途中から見ても分からないと思いますっ。最低でも第五話から見てください。

Star Fox〜光と闇〜 第十話 Fingting Style

今日はレインから全員呼び出された。
いつものように中庭に並んでいるみんな。その前にはレインがいる。
「今日から、本格的に戦闘の訓練をしようと思います。」
いつもの杖を右手でいじりながら言った。
「そうか。で、内容は?」
フォックスがせかすように言う。スターウルフの三人も少し興味を持った。
「まずは皆さんの戦闘スタイルの確立です。」
「うぅ…また難しそうな…」
ヴァイスが子供っぽいことを言う。
「簡単ですよ。属性の勉強よりか。」
「そう。それなら良いけど…」
ヴァイスが納得してくれたところで、レインは一人一人に戦闘の指導をしていった。
レインはフォックスの方に近寄っていった。
「フォックスさんは何も言うことないですね。普通どおりに戦ってくれて結構です。」
「そうか…けどそんな言われ方をするとなんか突き放された気がするなぁ。」
「強いて言うなら、ヴァイスさんと協力して戦ってくださいね。」
「俺の魔法は良いのか?」
「そうですねぇ…あんまり使わないほうが良いかもしれませんねぇ。
だって、土を呼び出すのに炎を出すんですから。」
「や…やっぱり…」
フォックスはレインから目をそらした。
「ブラスターによる遠隔射撃と得意の格闘術で近距離をカバーするという形ですね。」
「あぁ、でもそんなに詳しく調べる必要があるのか?」
「はい。ヴァイスさんに説明するためにも詳しく知っておかないといけないでしょう?」
「そうだな。」
レインはフォックスに光の属性を付与したブラスターを渡して、ヴァイスの方に向き直った。
「ヴァイスさんは主に波動を使った戦闘になりますね。他に何か出来ないんですか?」
「う〜ん、そんなこといわれてもねぇ。あんまり人とかかわってないし…」
「そうでしたね、ごめんなさい…」
レインは少しうつむく。
「いいや、レインが気を落とすことはないよ。」
「じゃあ、格闘術をフォックスさんから習ってみませんか?」
「うん。難しそうだけど、頑張ってみるよ。」
「最低でも格闘は出来ないと、魔法が使える距離にないときは格闘に頼るしかないですからね。」
「それはともかく、波動をどうやって戦闘に使うの?」
「ええと…僕も波動は少ししか使えないですからねぇ。良くわかんないですけど…
                       一つ目はレーダー代わりに使うという方法です。二つ目は超音波を作り出す方法ですかね。」
「ちょうおんぱ?」
聞きなれない言葉に疑問をもったヴァイス。
「簡単に言えば、細かい空気の振動ですよ。」
「それをどうやって戦闘に使うの?」
「そうですね・・・たとえば相手に細かい砂をかけて超音波を浴びせるとか。
すると、砂が細かく振動して相手を切り裂けると思いますよ。」
「・・・なんかグロテスクだね・・・」
「まぁ、仕方ないですよ。」
レインはフォックスとヴァイスに言った。
「じゃあ、フォックスさん、ヴァイスさんに格闘術を教えてくださいね。」
「あぁ、分かった。」
「さっ、善は急げです。頑張ってくださいね〜」
そういってレインはフォックスたちを中庭から森へ見送った。
「次はクリスタルさんたちですね・・・」
レインはフォックスたちと同じように戦闘の確認をしていった。
順番に確認をしていくなかで、スリッピーとレオンだけが中庭に残った。
「ええと・・・スリッピーさんは戦えませんでしたよねぇ・・・」
元気なくレインが質問する。
「うん。全くね。メカニックだから・・・」
元気な声に戸惑うレイン。
「けどそれだったらレオンさんが大変なんですよねぇ。」
「・・・」
レオンがこちらを少し向いて、また目をそらした。
「・・・射撃ぐらいはできますよね。」
「うん。それくらいならできるよ〜」
「良かった。じゃあ、スリッピーさんはこれで良いですね。
・・・そしてレオンさんは・・・?」
「・・・」
依然としてレオンは口を開かない。
「・・・大丈夫ですよねぇ。いざとなったらやってくれますよね?」
「・・・」
レオンが少しうなずいたように見えた。
「じゃ、がんばってきてくださいね〜」
レインはスリッピーたちを中庭から森へ見送った。
「ふぅ・・・これで大丈夫なんでしょうかねぇ。」
 
数時間後、レインは一番心配なスリッピーたちのところへ行った。
「どうですか?練習の方は?」
「うん!結構良い方だと思うよ。レオンとの息も合ってきたし。」
スリッピーが元気よく答える。
「じゃあ、ちょっと実戦練習をしてみましょうか。」
「いいよ!相手は誰なの?」
「・・・」
レオンも木陰から返答を待っている。
「・・・たまには僕が相手をしましょうかね。」
レインは杖を槍のように前に突き出し、構えた。
「さぁ、遠慮は要りませんよ!」
スリッピーは少し後ろに下がりブラスターを抜き、レオンは横に立てかけてあったビームライフルを手にした。
少しの沈黙の後、スリッピーがレインに向かってブラスターを撃ったが、レインは易々とレーザーを跳ね返す。
「威力と弾速重視のブラスターですね。けど撃った後の隙が大きいんですよねっ!」
レインはスリッピーに向かって飛び上がり、杖を振りかぶった。
スリッピーに杖があたる瞬間に、木陰からビームライフルの弾が飛んできた。
弾は杖にあたり、レインは地面に降り立った。
「どう?このコンビネーション!」
「中々ですね。隙をカバーするように正確なレオンさんの射撃。」
一呼吸置いてレインが言った。
「じゃ、少し本気を出させてもらいますよ!」
レインは杖を勢い良く地面に叩きつけ叫んだ。
「グレイブ!」
地面が盛り上がり、スリッピーに近づいてくる。
スリッピーは横に飛びのき、辛うじてかわした。それは後ろの木にあたり、木を真っ二つに割った。
「ふぅ、危なかっ・・・」
レインはその隙に霧のような白い弓を引き絞っていた。
「隙を見せちゃ駄目ですよ!」
後ろを向いているスリッピーにレインが叫んだ。
レインの射った矢は、スリッピーにあたる直前に銃撃によって落とされた。
「気を抜くな!」
レオンが叫んだが、スリッピーは答えることもなくレインにブラスターを撃った。
レインは落ち着いて、続けざまに矢をつがえレーザーに向けて射た。
矢とレーザーは音を上げて跳ね返りあい、矢はレオンの方へ飛んでいく。
レオンはとっさにバリアを使い、辛うじて流れ弾を避けた。
その後も激しい戦いが繰り広げられた。その壮絶さは倒れている木が証明している。
「流石ですね、その瞬発性。これくらいなら大丈夫でしょう。」
やがてレインはそういって杖をおろした。その瞬間にレオンは再び銃口をレインに向けた。
「やる気があるのは認めますよ。けど・・・!」
レインは一瞬にしてレオンの目の前に現れ、バリアを素手で打ち割った。
「引くっていうのも大切なんですよ。」
「くっ・・・」
レインはやさしく言うと拳を下ろし、歩みさっていった。
 
「レインってやっぱり強いねぇ。」
実戦練習の後、スリッピーが倒木に座って言った。
「・・・お前はどうしてそんなに楽観的でいられる?」
レオンの珍しい発言に少し驚きつつ、元気に答えた。
「だって、そんなに考え込むことでもないもん。」
「私たちは負けたんだぞ?それは死んだのと同じようなものだ。」
レオンが即座に返答する。
「でも、死んでないでしょ?」
スリッピーがあたりまえのことを言う。
「実戦で負けなければ良いんだから。ここで落ち込んでいても何も変わらないでしょ?」
少しの沈黙の後、レオンはビームライフルを手にして帰っていった。
「このカエルが・・・」
レオンの言った暴言が、ほんの少し今までとは変わった気がしたスリッピーだった。
 
全員の戦闘スタイルを書こうと思ったんですけど、書くほうも読む方も疲れるだろうと思ったので書きませんでした。
期待していた方、すいませんでした。
最後の方はレオンとスリッピーの話し方で少し戸惑いました。
レオンの一人称が「俺」か「私」で悩んだり、スリッピーの話し方とか。意外としっくり来ないんですよねぇ。
次は・・・まったく決めてません。だから更新も遅れるかもしれませんね。
というより、その前に3000hitのイラストを描こうと思います。ごうご期待!
Publish at :2008/12/31(Wed) 18:45

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